ニューカッスルのスティーヴ・ブルース監督が、シェフィールド・ユナイテッド戦の前日会見に出席した。
ブレイズとの試合はサポーターにとって、久々にセント・ジェームズ・パークへの入場を許される記念すべきゲームとなる。ブルースは観客入場の再開を喜ぶコメントを残した。
「スタジアムに到着し、サポーターを見て初めて実感すると思う。FAカップやプレーオフでその雰囲気を少し感じることができたけど、本当に素晴らしかった」
「みんなが言っていることだろう。フットボールをプレーするのは、全てサポーターのためと言っても良いだろう。ファンは皆試合の前や終わった後にパブへ行ってあれこれ語り合うんだろうね。それがこのスポーツの醍醐味だ」
ニューカッスルはすでに4月以降の好成績によりプレミアリーグ残留を決定しており、残り2試合はシーズン中盤に順位を争っていたシェフィールド・ユナイテッドとフラムが相手となる。前節マンチェスター・シティと撃ち合いを演じながらも3-4と敗れており、あと2試合は勝利して来季に繋げたいところだ。
「45ポイントに満足することは決してない。ベンチマークにせず、さらに良い結果を残していきたいんだ。もちろんシーズン終了後の結果は受け入れるけど、それまで野望は捨てないよ」
「先週は敗れてしまったが、ここ数週間の出来には満足している。まだ最適なバランスを模索している最中だ。失点は多すぎるからね。今のチームを見ているのは楽しいし、最近はよくやっていると思うよ。ハイスタンダードを維持できるかが重要だ」
順位表では最も下に位置するブレイズだが、1月のアウェーゲームにマグパイズは敗れており、シーズン初勝利をプレゼントしている。
「シンプルに、人選を間違えたというだけさ。振り返って、そこから学んだよ。うまくいかなかったことは、素直に認めるべきなのさ。冬の最も苦しい時期だった。できれば今回リベンジしたい」
またブルース監督は、出場5試合連続ゴールをマークしているジョー・ウィロックを賞賛し、来シーズンの彼の動向についても語っている。
「彼が楽しんでいるのはわかるだろう。点を奪うこともね。ジョエリントンからボールを奪ってペナルティを蹴ったのが、彼の気持ちを象徴しているよ。ゴールを決めたいんだ。彼は中盤に新たな可能性をもたらした。ミッドフィールドでアルミロンとウィロックがカバーしてくれる範囲は目に焼き付けているよ」
「彼はアーセナルの選手であることを尊重しなければいけないが、交渉はすることになるだろうね。どのクラブも移籍取引は慎重に考えるだろう。しっかり意見交換をして、結論を見出すことになる」
負傷から練習に復帰しているアイザック・ヘイデンやライアン・フレイザーについては、実戦復帰には慎重な姿勢を崩していない。
「フルトーレニングにはまだ戻っていない。彼らはもしかしたらやる気満々かもしれないが、シーズンはあと5日。リスクを犯す必要はないよね?」
また、腰の負傷で練習を欠席していたエリオット・アンダーソンについても、情報を公開した。
「彼は腰にダメージを負っていたが、昨日8日ぶりに練習へ戻ったよ。もちろん凄くで違っているけど、状態を見て判断する。彼についてもリスクは犯さない」
シェフィールド・ユナイテッドとの一戦は、日本時間20日の早朝4時にキックオフを迎える。
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