ニューカッスルのFWカラム・ウィルソンが、プレミアリーグから通算50ゴールの記念品を受け取った。
今シーズンからニューカッスルでプレーするウィルソンは、前に所属していたボーンマスで、41得点をマークしていた。今シーズンは度々負傷により離脱しながらも、1月のエヴァートン戦で遂に通算50得点に到達。今季はリーグ戦12ゴールを記録し、チームを引っ張る活躍を見せている。
記念品を受け取ったウィルソンは、クラブ公式サイトでインタビューに応えた。
「子供の頃、プレミアリーグやマッチ・オブ・ザ・デイをみていた僕からすると、50ゴールを決められたことは驚くべき結果だよ。こんなことになるなんて、想像もしなかった」
「次の目標は、100ゴールかな。僕はとてもハングリーなんだ。いつだってより良い結果を出せるように努力しているし、ここからあと47ゴールを決めて、100ゴールの王台に乗せたい」
今やイングランド代表にまで上り詰めたウィルソンだが、そのキャリアはノンリーグからスタートした。地元のクラブ、コヴェントリー・シティからケタリング・タウン、タムワースへローンされ、武者修行を経験。その後加入したボーンマスをチャンピオンシップ優勝へと導き、2015年に初めてプレミアリーグの舞台に姿を表した。
「最初はノンリーグでプレーしていたんだ。その頃プレミアリーグなんて夢のまた夢だったし、ましてや50ゴールなんて考えたこともない。それくらい名誉なことだよ。あとは、これをどこまで続けていけるかだね」
「プレミアリーガーになるって自分の中では昔から確信していたけど、こんな記録に到達するとは思わなかった」
「逆に、もっと早く達成できたんじゃないかっていう気持ちも少しあるんだ。怪我で2シーズンもプレーできない時間があった。それがなければ、今頃100得点に近づいていたんだろう。でも、それが僕に与えられた人生なのさ」
「100ゴールまでは、とっても長い道のりだけれど、僕のキャリアだってまだまだこれからさ。このクラブがその助けになってくれると信じている」
「自宅にトロフィーを飾る部屋があるんだ。マッチボールとか、最優秀選手の盾、マン・オブ・ザ・マッチは、全部そこに飾ってあるんだよ」
「それらは僕の自慢できるものだ。それを眺めると、これまでの色々な出来事を思い出す。フットボールに夢中になると、目の前のことに集中しすぎて、自分がどういう道を歩んできたか、何を成し遂げたのか、忘れてしまうからね」
「残念ながらチャンピオンシップ以外、まだカップやリーグのタイトルは獲れていないんだ。クラブや代表チームとして、何か大きな目標を成し遂げることができていない。でもこうした小さな喜びは、お金で買えない価値を持っている。これを積み重ねていきたい」
「さっきも言ったけれど、昔の自分を考えてみれば、ここまでのことができるとは思ってもみなかった。この賞は宝物にする。大切に、安全な場所に保管しておくよ」
喜びを語ったウィルソンだが、2ゴールを決めたレスター戦でハムストリングに軽傷を負い、今シーズンの残りの試合には出場しないことが発表された。移籍初年のゴール数は「12」。しかし、彼が残したインパクトは数字以上に大きいものである。
エースとしての地位を確立したウィルソンが、来シーズン更なる活躍を見せてくれることを期待したい。
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