ニューカッスルは1日、アーセナルに0-2で敗れた。試合後のラファ・ベニテス監督のコメントを地元紙「クロニクル」が伝えている。
前半、アーロン・ラムジーの得点で先制を許したニューカッスルは、終盤にアレクサンドル・ラカゼットにもループシュートを沈められ、苦手とするロンドンでのアウェーゲームをまたもや落とすことになった。
指揮官は、攻撃陣のクオリティが勝敗を分けたと考えている。この試合、アーセナルは交代で6000万ポンドでチームに加入したピエール=エメリク・オーバメヤンを投入している。一方でニューカッスルのスタメンはローンで加入しているロンドン、途中からピッチへと入った武藤の移籍金は900万ポンドだ。
「常に言ってきたことだが、ファイナルサードには4000万ポンド、5000万ポンド、7500万ポンドみたいな金額を掛けないといけないんだ」
「こういった試合は僅かな差で勝敗が決まるんだ。そんなに違いはなかったと思うけど、ファイナルサードでのチャンスが試合を左右した。速さとクオリティがあるチームには守りに入らざるを得なくなってしまう」
「ディフェンス面は正しくプレーし続ける必要があるが、2点目を失って厳しい展開になってしまった。攻撃に転じようとしたけれど、相手はホームで強いチームだったね。」
「1-0の時点で僕らは前へと押し出していた。彼らも2点目を取ろうとしていた。次の点を取った方が有利になる展開だったんだ」
年明け以降でワーストの内容とも考えられる試合内容で敗れたニューカッスルだが、土曜日には残留争いのライバルであるクリスタル・パレスとの一戦を控えている。
監督は「パレス戦は勝ち点3を獲らねばならない最も重要な試合だ。先週はカーディフを除いてライバルチームはどこも勝利しているからね」とコメントし、警戒心を強めていることを明らかにした。
32試合を終えたニューカッスルは暫定14位。降格圏のカーディフとは7ポイント差で、安全圏とされる40ポイントも目前に迫っている。13位クリスタル・パレスとの一戦は勝てば大きく残留を手繰り寄せることになるシックスポインター。アーセナル戦の貧弱なパフォーマンスから週末までにどれだけチームを立て直せるのかが鍵となる。
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