ニューカッスルにローンで加入したヴァレンティーノ・ラザロの代理人が、地元紙「クロニクル」のインタビューに応じた。
アントニオ・コンテ監督率いる新生インテルに、2200万ポンドの移籍金でヘルタから加入。しかし好調を維持するチームの中で居場所を見つけることができず、先発出場はわずか4試合にとどまっていた。
ラザロはオーストリア代表にも選出されており、ユーロ2020を控える中でプレータイムの増加を求めていた。代理人のマックス・ハグマイヤ氏は冬の移籍を模索し、セント・ジェームズパークを訪問。ニューカッスルがチェルシーを1-0で破る様子をスタンドから目撃した。
ニューカッスルが選手補強に対して定める方針に、国外プレー経験があり25歳以下で足の速い選手、という条件がある。ラザロはこの理想像にぴったりとマッチしていたうえ、英語が堪能であることも彼の獲得を後押しした。
ハグマイヤ氏は「彼はニューカッスルに来れてとても喜んでいる。トップクラブの一つだからね」と、ラザロの心境を明かしている。
「我々はライプツィヒを始めとしたいくつかのクラブといい話し合いをしていた。しかし、スティーヴ・ブルースがラザロにとてもよくしてくれ、リー・チャーンリーとの交渉も素晴らしいものだったから、ニューカッスルにいくことを選んだのさ」
「ユーロを控える彼に対し、他のチームも出場機会を約束してくれたし、給与もだいたい同じ額を提示していた。小さな違いが、このクラブが正しい選択だと感じさせてくれたんだよ」
ラザロの契約には、夏以降の買い取りオプションも付帯しており、後半戦の活躍次第では長期的にチームを支えるスター選手になる可能性もある。
「今のヴァレンティーノを見れば、ここに来るのは正しい決断だったのは明らかだ。今後数カ月、どうなっていくか見守るけど、現時点では良好さ。完全移籍も、これまでにニューカッスルがしてくれたことを考えればノーとは言えないね」
ホームで行われたノリッチ戦ですでにマグパイズの一員としてデビューを飾っているラザロ。ジョーディはまだ本当のパフォーマンスを目撃するには至っていないが、彼に大きな期待が寄せられていることは確かだ。半年のレンタル期間で実力を証明することができるのか、ワイドマンの今後に注目が集まる。
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